長門 有希(ながと ゆき)(声:茅原実里)
北高1年の女生徒にして唯一の文芸部員。ハルヒが文芸部室を乗っ取った際、SOS団団員その2として組み入れられた。無口で無表情だが知識欲は旺盛。読書を好み、いつも分厚い本(当初はハードSF、後には文学に限らず様々な専門書まで)を読んでいる。感情表現に乏しく、表情の変化は注意して見ないと判らないほど少ない。口数も少なく、口を開いても淡々と短い言葉でしか話さない。
本人はまったく気にしていないが、起伏のない体型をしていて、朝比奈みくるとは対照的。しかしその外見に反して、かなりの大食い。キョンに好意があるようで、最終的な決定権をキョンに委ねることも多い。当初はメガネを着用していたが、第1作『涼宮ハルヒの憂鬱』で、キョンに「(眼鏡を)していないほうが可愛いと思うぞ。」と言われて以降、かけなくなった。
その正体は、情報統合思念体(下記参照)によって造られた、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インタフェース(キョン曰く「宇宙的アンドロイド」(正確にはガイノイド)、「万能宇宙人端末」)。簡単に言えば宇宙人。ハルヒの能力が活性化した、『憂鬱』の舞台になった時間より三年前頃に生み出された。キョンたちが3年前に遡行した際も現在と変わらないような姿をしていたことから、身体的成長という概念があるのかすら不明である。平時の動作は極めて少ないが、能力データを改竄することが出来るため、いざというときには常識の範疇を越える身体能力を発揮する。SOS団のなかでも飛び抜けて万能であるため、メンバーの信頼も厚い。