僕の妹は神様だ。最近そういう存在になった。
「もし……お姉さんが本当に魔法使いならお願いがあります」まだ十歳にも満たないランドセルを背負った少女が、アリッサの目の前に立ち、瞳に真剣な光を灯して言った。「私のお師匠様になってください!」「――お師匠、様……」呆然と現実味のないその単語をアリッサも繰り返す。心を揺さぶられたのか、頬が微妙に緩んでいる――。新しい日常の始まりにあった会話。あるいは非日常の終わりに交わした言葉。例えるなら無限の交点。捻れた線が重なる場所で……。大人気「RIGHT×LIGHT」新シリーズ、堂々開幕!!